G+ジャイロシステムでますます精度が高まったコムテック ZERO72v・ZERO92vs
レーダー探知機の主要なメーカーは、ASSURAシリーズを擁するセルスター工業、
スーパーキャットを要するユピテル、そして新鋭ともいえるコムテックの三社です。
この三社がレーダー探知機業界の御三家なのは周知の事実ですが、それぞれの
特徴から考えると、レーダー探知機本来の基本性能ともいえる
「自車位置の正確な計測」で出遅れている感があったのがコムテックです。
特に、トンネル内やGPSなどの衛星通信ができないところでの自車位置の計測では
その差が顕著で、もっとも先を行くセルスター工業が
3センサー(Gセンサー・ジャイロセンサー・気圧センサー)を比較的リーズナブルな
機種に用意しているのに対し、コムテックは今までGシステム
(コムテックが開発したシステム、進行方向の自車位置計測に強みがある)のみでした。
そのため、トンネル内や高架下などで分岐がある場合、自車位置を誤計測する
ケースもありました。
つまり、コムテック最大のウィークポイントはGPSなどの衛星が届かない箇所の
自車位置の計測であり、これがためにコムテックの機種を躊躇している方も
多かったことと思います。
コムテックがジャイロセンサーを搭載
ところが、コムテック ZERO72v・ZERO92vsでは、Gシステムに加えて、
ジャイロセンサーも搭載されることとなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、ジャイロセンサーは左右方向の位置を計測する
ためのもので、Gシステムで補完しきれない自車位置を、ジャイロセンサーで認識し
Gシステムに反映させ、正しい自車位置を把握できることになります。
あとは気圧センサーが搭載されればいうことなしですが、高低差のある個所を
走らない方にとっては気圧センサーはさほど必要ではないので、Gシステムと
ジャイロセンサーが搭載されているコムテック ZERO72v・ZERO92vsで
十分と言えるでしょう。